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今日は 2020年10月26日です。
◆非常時はトップダウン(2)
満を持してリニューアルしたのに、馴染みのお客さまから「前の方が良かった」と言われてしまった…という話を何度も聞いたことがあります。
人には変化を嫌う心理があり、前より良くなったかどうかよりも、安定を好み、変わることそのものを嫌う傾向があるのです。
しかし、だからといって永遠に変わらずにいることはできません。形ある施設は時間とともに劣化していきますし、世の中も常に変化していますから、自ら変化を求めなければ衰退の結果が待ち受けているだけです。
リニューアルや方針変更でそっぽを向かれないようにするには、突然変えるのではなくて、変わることを予告したり、丁寧にすり合わせしながら変えていく方法があります。
ドライヤーの機種を変更することが決まっていても、事前告知でどのドライヤーに替えたら良いか選択肢を示して投票してもらい、その結果を踏まえて交換しました!とやれば、お客さまは変化を快く受け入れてくれるし、自分の意見が反映された施設と言うことでますます愛着を持ってくれるようになります。
お客さまやスタッフを巻き込んで一緒に変化していければ、経営者の独断専行にはなりません。
大胆な決断力で結果を出している経営者ほど、この巻き込み方が上手いようです。
前回の記事で、「非常時の戦略再構築はトップダウンによって進んでいく」と書きましたが、戦略的な変化が避けられない時こそ、この点には注意が必要です。
戦略ひとつで、場合によっては温浴施設の年間売上が数千万円から数億円も変わってしまう可能性がありますから、そんなに安易に変えられることではありませんし、責任重大。社員の立場から決定的なことを言いづらいのは仕方のないことです。
だからこそ、トップダウンが必要なのですが、トップの決断が空回りしてしまっては…
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いよいよ明日、【温浴施設・新・10業態公開セミナー】
10月27日(火)14時より、会場は満席となりましたが、オンライン参加は可能ですので、お聞き逃しなく。