非常時はトップダウン

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今日は 2020年10月24日です。

非常時はトップダウン
 コロナ禍の影響で温浴施設に起きたこと。それは年配客や女性客の減少、グループ客や宴会の減少、商圏の縮小、滞留時間の短縮、付帯部門の利用率低下、客単価の低下、休日の伸び悩みなど、立地や施設特性によって温度差はありますが、各地のほとんどの温浴施設が大幅な売上減となりました。

その後の自粛ムードの緩和やGoToキャンペーンの効果などもあって少し持ち直しているところですが、まだ楽観はできませんし、早期回復や再び右肩上がりの成長へ、とまではなかなか行かないでしょう。

上に書き出したような温浴施設が受けた影響とは、言い換えると客層・商圏・客単価・消費行動の変化であり、それらは戦略的要因そのものです。

戦略的要因というのは、新規開業や大規模リニューアルの際には強く意識することなのですが、商圏戦略、ターゲット戦略、価格戦略、差別化戦略といったことであり、これを自社の経営資源やコンセプトと矛盾なく一貫した方向性に定めることで、自社の力が最大限に発揮されるのです。

逆を考えると分かりやすいのですが、せっかくハイグレードでお洒落な施設を作ったのに、大幅値引きしながら近隣の年配客ばかりを向いて商売するのは誰が考えてもチグハグです。

氷山理論について何度か書いていますが、海面上に見えている氷山(建物、設備、商品やサービス、運営や営業方針など)は表面的なものにすぎず…

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