チャレンジとコンプライアンス

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今日は 2020年10月23日です。

チャレンジとコンプライアンス
 前回記事で、公衆浴場法と浴室内ペットボトル持ち込みについて書きましたが、旧来の常識に従っているだけではこの時代の変化を乗り切ることは難しいと思っています。

しかし、一方でコンプライアンスは別問題。法令遵守は当然のことながら、法律として明文化されてはいなくとも社会的ルールとして認識されている考え方を尊重し、お客さまや従業員の安全確保や企業の社会的責任を果たさなければなりません。

それを怠れば、企業の存続を危うくしたり、業界や社会全体にも迷惑が及ぶおそれがあります。

非常識への挑戦とコンプライアンスの軽視を混同してはならないのです。

このメルマガで紹介したり推奨している新しいチャレンジにも、ひとつ間違うとコンプライアンス問題に発展するリスクが潜んでいます。

例えば何度もご紹介してきたアウトドアサウナやテントサウナ。

温浴施設における継続的なテントサウナイベントの先駆者となった平塚のグリーンサウナ太古の湯(2020年5月閉店)では、何度も海外視察研究を重ねて、保健所や消防署ともきちんと協議した上でようやく露天テントサウナをスタートしています。

日本で誰も超えられなかった壁を突破した加川社長の勇気と努力には感謝しかありません。

ちなみに、グリーンサウナ太古の湯の壁に掲示されていた加川社長の海外視察レポートが現在HPに大量にUPされていますので、ぜひ読んでみてください。ものすごく勉強になります。
http://www.green-sauna.com/

一方で、「遊泳プールに併設される採暖室はサウナではない」というような都合の良い解釈で公衆浴場法のチェックを逃れるようなケースもあり、悪しき前例を作ってしまった地域の保健所ではアウトドアサウナやテントサウナに対する警戒感が強くなり、指導が必要以上に厳しくなってしまいます。

過去に経験のない申請が上がってきた地域の行政では、前例のある地域に問い合わせたりしますので、結局そうした問題は全国に波及していきます。コンプライアンス軽視は業界全体の進化発展を妨げる大変な迷惑行為なのです…

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