突破力

かじか庵ゆの花のサウナに今も掲示されている古いPOP(2007年に掲示)。当時は本当にセルフロウリュを実行する施設は稀でした。(画像出典:炭酸泉のメッカにある、サウナー注目の穴場『かじか庵』 |九州とサウナ)

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今日は 2020年10月8日です。

突破力
 昨日は開発基本計画が進行中の新規開業プロジェクトの中間報告会だったのですが、久しぶりに「これができたら日本初ですね」「こうしたら日本一ですね」といった言葉が飛び交い、ワクワクする会議でした。

『富士山、琵琶湖、金メダル…誰でも一番は知っているが二番以下は記憶に残らない』『一番と二番の差は、二番と百番の差よりも大きい』…これはマーケティングの基本中の基本原理ではありますが、実際に一番になろうとすることは、それが何であっても、誰も到達していないレベルに挑戦するわけですから、大変なことなのです。

「普通」「一般的」「常識的」「成功事例」といった考え方の真逆であり、大抵の場合はリスクやデメリットを指摘する意見が出てきてつぶされてしまうことの方が多いでしょう。

無難で安心なことをしているだけでうまく行くのであれば、それで正解なのかも知れませんが、今はそうではありません。

全国の繁盛店・有力施設がコロナ禍のダメージに四苦八苦しているのですから、普通にやっているだけではうまく行かない可能性の方が高いのです。

無謀で非常識で前人未到であっても、そこに今まで以上の価値が生まれ、お客様の喜ぶ顔や社員の誇らしい顔が目に浮かぶのであれば、あらゆる困難を突破して、実現した方がいいのです。

私のこれまでの経験から言うと、常識の壁を打ち破る突破力がある企業とは、どん底の危機を体験したところです。開き直りと言うか、「たとえ失敗しても命までは取られない」くらいの勢いがあります。

さらに、比較的企業規模が小さくて、経営者が強靭(ある意味狂人)な意志を持ってトップダウンで進めるとき、強い突破力が実現します。

天空のアジトマルシンスパの「湯よりも大きな水風呂」、長湯温泉かじか庵の「源泉底入れ底出し方式」や「セルフロウリュ」、有馬温泉太閤の湯の「歴史探訪型温泉テーマパーク」、湯らっくすの「内風呂全部外気浴」や「日本一の水風呂」、温泉道場の「館内サービス無料化」、東京浴場の「樽水風呂」…非常識の壁を突破できる企業は…

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