表の本物化、裏のIT化(2)

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今日は 2020年10月1日です。

表の本物化、裏のIT化(2)
 前回の記事で「お客さまに対するおもてなしや環境づくりは本物を志向しつつ、バックオフィスでは限りなくITを駆使して合理化していくというメリハリのある経営姿勢が必要」と書いたのですが、高円寺の小杉湯さんは1933年創業、上野のサウナ&カプセルホテル北欧さんは1992年創業。

いずれも老舗で、施設規模や設備は後発の温浴施設と比べて決して優位ではありませんが、実際にこうした銭湯やサウナが積極的なIT化に取り組んで成果を上げているわけですから、ここから学ばない手はありません。

さて、一口にIT化といってもその狙いや方法は様々です。最近流行りのDX(デジタルトランスフォーメーション)から、POSシステム、クラウド活用、ネット集客、オンラインコミュニケーション…と目まぐるしい世界ですが、冷静に「温浴施設経営に役立つIT技術」ということになると、ひとつひとつはそんなに難しいものではありません。

要するにこれまでアナログに人的にやっていた仕事を、IT技術によって合理化したり、コストダウンしたり、精度やスピードを向上させたりするといったことです。

IT化によって仕事の効率や顧客利便性を向上させることが経営的にプラスになるというだけのことで、最近はクラウド化によって初期投資が大幅に抑えられるようになり、またITツールは誰にでも操作できるように優しく作られていますので、資金やスキルを心配して構える必要は全然ありません。

これまで見聞きしてきた温浴施設におけるIT導入の事例を列挙してみましょう。「施設紹介のホームページを公開している」というような、当たり前過ぎる項目は除きます。

まず、前回の小杉湯さんの記事で紹介されていたのは、

□ クラウド決済システム
□ マルチ決済端末
□ 密を見える化(混雑状況可視化)
□ クラウドシフト管理
□ クラウド給与勤怠管理

さらに、実際に施設で導入事例のあったものとして、

□ クラウド経理
□ クラウド資金繰り管理
□ クラウド顧客管理
□ 自動精算機
□ 物販のネット通販化

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