クラフト・コーラに挑戦(2)

有料メルマガ「日刊アクトパスNEWS」会員の皆様

今日は 2020年9月24日です。

クラフト・コーラに挑戦(2)
 メルマガ第1355号「クラフト・コーラに挑戦」(2020年9月16日執筆)で、望月コーラを作ったらまたご報告します、と書きましたが、早速連休中に作りましたので、レポートします。

ネットで「コーラ 作り方」などと検索すると、複数の記事がヒットします。それらに書かれているレシピを見ながら、自宅にあるものと近所のスーパーで揃うスパイスで適当にアレンジして作ってみました。

【材料と分量】
・水…600ml
・沖縄黒糖…250g
・生姜…1パック(100g弱)すりおろす
・クローブ(ホール)…40粒(約4g)
・カルダモン(ホール)…20粒(約3g)
・黒胡椒(ホール)…10粒
・シナモンスティック…3本
・バニラビーンズ…1/2本(7~8cm)
 なければバニラエッセンス5~6滴を
・レモン(ノンワックスのもの)…2個

これらを大きめの鍋に投入して15分くらい中火から、吹きこぼれそうになったら弱火で煮て、その後味を馴染ませるために鍋を一日放置。かなり適当ですが、基本的にそれだけです。

甘味料は一般的に上白糖や三温糖を使用とされているのですが、黒糖の方がコーラらしい濃い色が出て、甘さに深みも期待できますし、使用量を抑えらたら健康的と思って沖縄土産で残っていた黒糖を使ってみました。てんさい糖でもいいと思います。公開されているレシピでは砂糖を400gとか、すごい量を使っています。

生姜はもっと多くてもいいかも知れません。飲んだ時に喉の奥が熱くなるような生姜独特の効果は、既製品のコーラにはない魅力だと思います。

スパイス関係をホール(粒)のまま煮るのは、パウダーを使うと口あたりが粉っぽくなるからだそうですが、私はあまり気になりませんでした。

柑橘類はレモン2個を使用しましたが、全部一緒に煮てしまうのではなく、一部絞り汁を別に分けておいて、鍋が冷えてきてから最後に加えた方がレモンのフレッシュな香りと味が出せるようです。

煮る時間、糖類の種類と量、スパイスの配合もナツメグ、クミン、コリアンダー、オールスパイスなど入れても面白そうですし、レモン以外にライムやオレンジ、ゆずなどの柑橘類を使ったらどうなるのか、いろいろ試してみる幅があります。

近所のスーパーでは手に入りにくいものとして、コーラナッツ(粉)があります。コーラと名がつくくらいですから、入っていた方が本物に近づくと思いますが、通販でしか手に入らないようなので今回は見送りました。昔のコカ・コーラには入っていたといわれるコカの葉はもちろん手に入りません。(笑)

出来上がった汁を目の粗いザルと茶漉しで濾してから瓶に移しましたが、かなり黒々として濁っています。匂いは本物のコーラよりも強く、コーラキャンデーなどの駄菓子を思い出します。

肝心のお味の方は、会社に持って行って3人に炭酸水で割って飲んでもらったのですが、概ね好評でした。使用している材料を説明すると「それは健康的!」と喜んでいました。

この「材料や製法を公開することで、ギルトフリードリンクになる」というところがクラフト・コーラの強味です。

また、上記のように材料や製法は適当に作ってもコーラっぽくなりますので、工夫の余地があります。地元産の薬草を加えるとか、いろいろ試せますし、一部材料のみ秘密とすることで面白さが出てくるとも思いました。

それから、上記のコーラ原液の作り方は、冬のホットワインの材料や製法とかなり似ていることにも気づきました。赤ワインを煮てアルコール分を飛ばしてからコーラ原液を少し入れれば、上等なホットワインが即席で作れるでしょう。他にも料理のコーラ煮、かき氷シロップ、カクテルドリンクなど応用範囲はかなり広いと思います。

全国に『○○温泉コーラ』「□□の湯コーラ」といった温浴施設の名物ドリンクが増えたら楽しそうだ、と想像しています。

(望月)

この記事は有料メールマガジンを一時的に無料にて公開しているものです。

有料メールマガジン「日刊アクトパスNEWS」のご案内はこちら

==============================================================================

Share this...
Share on Facebook
Facebook
Tweet about this on Twitter
Twitter