有料メルマガ「日刊アクトパスNEWS」会員の皆様
今日は 2020年9月4日です。
◆観光入浴・立ち寄り湯の可能性
年間150万人近い観光客を集客するという観光拠点を訪れました。
その中には温浴施設があり、そこも利用したのですが、パッと見て年間客数は10万人くらいかな、という印象。行った日は平日でしたので、休日との差が大きかったとしても15万人には届かないでしょう。
つまり、観光拠点として目の前に150万人を集客していながら、その温浴施設は1割以下にしか利用されていないということです。
しかも温浴施設付近の駐車場に駐められている車を見れば、すべて地元ナンバー。観光客の入浴利用率という意味では1割どころかもっと少ないと思われます。
「観光客のうち4割は旅先での入浴体験を期待している」──これは私が勝手にルール化していつも吹聴していることですが、根拠がないわけではありません。
観光関係の各種統計やアンケート調査によれば、旅行の目的や旅先でしたいこととして、常に「温泉」や「入浴体験」が上位に上がってきます。その回答割合がだいたい30%から40%台なのです。(*1)
風呂好きの日本人だけでなく、訪日外国人旅行者でも約3割が「今回したこと」として温泉入浴をあげ、約5割が「次回したいこと」として温泉入浴をあげています。(*2)
離島などの閉鎖的な環境における観光行動でも、全体の観光入込客数に対する温浴施設の利用客数が4割前後という事例があることを確認しています。
今年はコロナ禍で異常事態となっていますが、本来、日本国内の観光客数は日本人と訪日外国人合わせると…
---------
この記事は会員限定公開となっており、全文は表示されておりません。
メールマガジン「日刊アクトパスNEWS」をご購読いただくと、毎日全文がメールで届きます。
メールマガジンご購読のご案内はコチラです。