◆コロナどこ吹く風
再生リニューアルオープンから1ヶ月が経過した西小山の東京浴場(品川区)に行ってきました。
銭湯の運営代行を手掛けるニコニコ温泉が「富士見湯」(東京都昭島市)、「湊山温泉」(神戸市)に次いで3施設目としてオープンさせた銭湯ですが、創業は1962年。御年58歳という老舗です。
http://shinagawa1010.jp/list/tokyo_b/
下駄箱に靴を預けて、大きな下足札をポケットに入れ、券売機で470円の入浴券を買う。ここまでは普通の銭湯と同じです。
しかし、フロントの若いスタッフに入浴券を渡すところから先は銭湯とは異次元の世界でした。
レトロとポップが融合したインテリアは落ち着くけど楽しい。
エアペイが設置され、各種クレジットカードやICカード決済に対応。
貸しタオルはふわふわの今治タオル。
生ビールとタップマルシェをPOPで積極販促。
売店にはところ狭しとおつまみを陳列。商品が重すぎて棚板がたわんでる。
ロビーには高い天井まで続くマンガタワーとでも呼ぶべき本棚と隠れ家がそびえたち、多様な年代のお客さまが思い思いの場所でマンガを読んだり、缶詰や乾きものをつまみながらクラフトビールを飲む。
脱衣室には化粧コーナー、無料ドライヤー3台、無料化粧水まで設置。
年季の入った浴室はきれいに手入れされてピカピカ。
42個あったカランを大胆に14個減らして作ったスペースに樽の井水かけ流しの水風呂2つが設置されている。水風呂の樽は中古のウイスキー樽を磨いたもの(ひとつ4万円で購入)。この水風呂があることで、この施設で入浴する魅力が飛躍的に高まっている。
…といった感じで、文字では伝えきれませんが、良いと思ったことは躊躇わずに実行するエネルギーを感じます。ぜひ実際に体験してみることをおススメします。
入浴後に、真神社長(前職のコンサルタント会社温浴チームの元同僚)とビールを飲みながら根掘り葉掘り聞いてみたのですがビックリする話の連続でした。
まだ開業から1ヶ月ですが、リニューアル前と比べるとすでに客数は過去の…
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