わからない時だからこそ

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今日は 2020年7月13日です。

わからない時だからこそ
 国は出かけましょうと言い、都は外出を控えてくださいと言う。旅行業界は旅に出ようと言い、観光地はまだ来てくれるなと言う。

まったく訳のわからないことになっています。

誰もが経験したことのないコロナ禍に対して、一体どう対処すれば良いのか、正解は誰にも分からないのです。

温浴施設の経営トップは、おそらく社内の誰よりも温浴ビジネスについて勉強してきたと思いますが、それも今はあまり役に立ちません。コンサルタントだって、過去の専門知識や必勝法がひっくり返ってしまい、呆然としています。

識者の意見や過去の検証から明確な解答が得られる程度の課題は、言ってみれば、たいした難問ではないのです。

平常時なら、もっとも経験と知識が豊富な人が判断していれば、たいがい正解だったのですが、今はそうとも限りません。

こんな時に大切なのは、周知を結集することです。

老若男女、社内のいろいろな立場の人たちの意見を募り、よく議論してみることによって、新しい解決策が見つかるかも知れません。

悩みや苦しみを生んでいる現実を正面から見つめ、「どのようにすればこの問題を解決できるだろう」という前向きな疑問形に置き換え、よく話し合ってみてください。

誰もが未体験の問題に対しては、年齢や社歴、職責も意味をなしません。自分の考えを述べる時は、他人の意見に流されないよう先に自分の意見を紙に書き留めておくこと。

そして意見の潰し合いをしないよう、発表の際には全員が必ず「私が言うには…」という枕詞をつけ、あくまでも私見として意見を出し合っていけば良いのです。そこには社長もアルバイトも関係ありません。

こんな時だからこそ、組織のマネジメント力が問われています。これまで温浴施設の組織はルーチンワークを前提に構築されていましたが、今大切なのは考える力と新しいことに挑戦する力。1台のスーパーコンピュータよりも、10台のネットワークコンピューターが問題を解決するのではないでしょうか。

(望月)

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