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今日は 2020年5月27日です。

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 インバウンドの回復は意外と早くなりそう、と思えてきました。

というのも、東〜東南アジアでは新型コロナウイルスの影響が欧米に比べて軒並み2桁小さいのです。人口あたり死者数を見るとよく分かります。日本はG7の中で、あるいは欧米と比較して奇跡的に感染拡大が抑えられたということがさかんに報道されるようになってきましたが、それはよくある日本礼賛の偏向プロパガンダ。

現実を見れば、東〜東南アジア圏内で比べると日本はむしろ死者数が多い方です。これは高齢者比率を考えれれば仕方のないことでしょう。
https://web.sapmed.ac.jp/canmol/coronavirus/death.html?kw=japan&rg=South-Eastern%20Asia

いずれにしても、新型コロナウイルスは東〜東南アジアではそれほど恐ろしい感染症とは言えず、風邪の種類がひとつ増えた程度のことだったのです。

メルマガ第1177号「新型コロナウイルス騒動とインバウンド」(2020年2月7日執筆)の中で、
──インバウンドのことを言えば、新型コロナウイルス騒動が収束すれば活況は必ず戻ってくると思います。オリンピックやVisit JAPAN Campaignといったことよりも、アジア諸国の隆興という大きな流れの中で起きていることですので、そう簡単に変わるような動きではないのです。──

と書いたものの、一時期世界中で感染拡大というニュースばかりが報じられていた時は私も「これはインバウンド回復にはかなりの時間がかかりそう…」と思っていました。

メルマガ第1242号「営業再開に向けて(7)〜タスクリスト〜」(2020年4月26日執筆)では、「インバウンドは回復に時間」と書き、当面の取り組みとしては優先順位は低いとしました。

実際、現時点では世界各国から日本への入国制限措置(入国拒否や2週間待機)は6月いっぱい続けられるようですし、世界的なコロナショックによる緊張緩和にはかなりの時間を要するものとは思います。

ただし、東〜東南アジア圏においては思ったよりも早めに人の動きが回復してきそうだ、ということは気にとめておく必要があります。

「多言語対応」、「外国人の入浴マナー」や「入れ墨問題」。今見るとちょっと懐かしさを感じるワードですが、いずれこうしたことも再び考えなければいけないテーマになってきます。

かつては躊躇して具体的な手が打てなかったとしても、今度はしっかり対応すべきなのかも知れません。

こんなことを書くと、今はまだ「外国人が入ってきたらまた感染拡大が」と心配になる人もいるかも知れませんが、いずれ世の中も現実を見て冷静になってくるものと思います。

アフターコロナとは、元の世界に戻るのではなく、新しく変わって行く世の中に対応することです。

世の中全体が不安心理と経済ダメージを負ってしまった今、元に戻るのを待っているだけでは、売上をかつてのレベルまで回復させることは難しいでしょう。

緊急融資や助成金で作った時間的猶予もそんなに長くはもたないはずです。過去の戦略や方針を一度リセットして、急いで再構築しなければならないのです。インバウンド対応をどうするかも、曖昧なままにはしておけない戦略方針のひとつです。

こういったことも含めて、最先端情報を温浴業界の皆様と一刻も早く共有しなければと思い、オンラインサミットを無料で開催しています。

第1回おふろ&サウナサミット5.11を視聴していただいた方は分かると思いますが、普通はこんなに手間とコストをかけたイベントが、何の売り込み目的もなく無料開催されることはないはずです。

無料のセミナーに参加すると、何か高価な壺とかを売りつけられるに違いないと警戒する人も多いでしょう。(笑)

企画、準備。錚々たる顔ぶれの方々にパネリストとしてご登壇をお願いし、不慣れなzoom操作に冷や汗たらたら。

多くの人を巻き込みながらわざわざそんなことをやっているのは、温浴業界最大の危機だからです。不幸の連鎖をなんとか食い止めようと微力なりに足掻いています。

今回のおふろ&サウナサミット6.14は、告知開始から2日間で既に50名を超える方々からのお申し込みが入っています。

開催までまだ時間がありますし、zoomの同時参加人数上限は1万人ですので、1人でも多くの方にご参加いただきたいと期待しています。

ぜひ社員の皆様、お取引先や地域の同業者の皆様にもお声かけいただき、お誘いあわせの上、ご参加いただければと願っております。
https://aqutpas.co.jp/summit20200611/

(望月)

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