この記事は有料メールマガジンを一時的に無料にて公開しているものです。
有料メールマガジン「日刊アクトパスNEWS」のご案内はこちら
==============================================================================
有料メルマガ「日刊アクトパスNEWS」会員の皆様
今日は 2020年5月1日です。
◆営業再開に向けて(10)〜休業延長するのであれば
緊急事態宣言の1ヶ月程度延長が既定路線となったようです。
4月7日からはじまっていますのですでに1ヶ月経っておりますが、合わせて2ヶ月近い長期休業となる施設も多いはずです。
満天の湯の久下沼支配人に、「緊急事態宣言延長をどう考えるか?」と聞いたところ、「日頃行っているオペレーションを再構築するいい機会。こんなに時間あることはないので、今まで躊躇してたことをゼロベースでひっくり返すくらいの気持ちで…笑」と言っていました。
たしかに、これほどの長期休業というのは、通常は大規模な改装リニューアルでもしない限りは起きないことです。
日本で1月に新型コロナウイルスの感染例が確認されてからあれよあれよという間に緊急事態宣言でしたから、ほとんど長期休業への備えができていたところはありません。この期間にちょうどリニューアルを計画していて、いま着々と工事が進行しているといったケースは少ないでしょう。
今からリニューアルの計画を作ったり工事の手配をするのは難しいと思いますが、経営戦略からオペレーションまで、ソフト面を見直すにはすごく良い機会だと思います。
普段は運営を継続しながら大きな変更をしようとしても、さまざまな面で支障があって、なかなか変えられないものです。
急に変化するとお客さまもスタッフも戸惑いますし、混乱やトラブルになるおそれもありますから。
しかし、すべてがストップしている今だったら、変更しても何も問題は起きません。実験や検討を重ねて精度を高める時間もあります。
・休館日
・営業時間
・料金体系
・会員制度
・入浴基準改定
・受付精算方式
・リネンオペレーション
・ジョブローテーション
・研修
・防災救命救急訓練
・マルチタスク化
・シフト編成
・飲食メニューやサービス方式
・売店売場づくり
・清掃
・メンテナンス
・家具什器備品消耗品
・館内掲示物
・広告宣伝
…あらゆることを大胆に変更するチャンスでもあるのです。
黙って緊急事態宣言解除を待っているだけでは、時間がもったいないと思います。もし休業期間を延長するのであれば、与えられたこの時間を使ってソフト面を一気に進化させることができるのではないでしょうか。
(望月)