三段階オープン法

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今日は 2018年2月26日です。

◆三段階オープン法
 温浴施設で新規開業や長期休業から大規模リニューアルオープンする時は、三段階オープン法をお勧めしています。

三段階オープン法とは、竣工引き渡し後に「内覧会」→「プレオープン」→「グランドオープン」とステップを踏んでオープンすることなのですが、それがまどろっこしく感じるのか、あるいは1日も早くオープンしたいのか、一般的には二段階オープンになっていることが多いようです。

内覧会は取引先や会社関係者(身内)、プレス関係などのご招待。プレオープンはご近所様や社員家族などへのお披露目と営業テスト。そして修正期間を経てグランドオープン。そうやって館内環境とオペレーションの完成度を高めることで、もっとも注目が集まるグランドオープンをベストの状態で迎えることができます。

注目が集まるということは、完成度が低い状態でグランドオープンしてしまうと、「残念な店だった」という評価が広まってしまうのも早いということなのです。

業績を良い状態に持っていくためには、オープン時の注目を利用することが大切です。「新しい温浴施設がてきたみたいだから一度行ってみる?」という心理が働くのはオープンから3ヶ月程度です。その期間にどれだけ上昇できるか。もしその時期に低空飛行になってしまうと、後から上昇させるのは並大抵の努力ではありません。(いつでも急上昇できるなら既存店は苦労しませんよね)

一気に急上昇するためには、オープン前にしっかり準備しておくことが大切で、準備不足のままの見切り発車では、急上昇の負荷に耐えられないのです。

さらに言っておくと、内覧会やプレオープンで来てもらう人たちは「特別扱い」です。一般の人たちが入れない時に招待されるのですから、優越感もあります。その人たちこそ、将来的に固定客になってくれる可能性が高い人たちですから、これも決して期待を裏切ってはいけないのです。

内覧会やプレオープンだからと言って甘えて完成度の低いところは見せるわけにはいきません。

招待客にプレオープンの感想やご意見を聞き、それを迅速に修正すれば、「自分の意見が反映された店」という愛着も感じてくれることでしょう。

大事なことなのでポイントをまとめておきます。
(1)最大の注目が集まる販促チャンスを活かす
(2)ご近所様や社員家族を招待して固定客に
(3)オープン3ヶ月で業績を高い水準に持っていく
これを実現するためには、三段階オープン法が最適なのです。

新規オープンだけでなく、大規模リニューアルをする日はいつか必ずやって来ますので、このことをぜひ覚えておいてください。

(望月)

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