分断とお風呂屋さん

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今日は 2020年4月14日です。

◆分断とお風呂屋さん
 東京都の緊急事態措置に関する情報が更新され、より細かく休止要請の対象業種が指定されました。その中には「スーパー銭湯」「岩盤浴」「サウナ」の文字があり、これを受けて多くの温浴施設は臨時休業せざるを得ない状況となりました。
https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/1007617/1007679.html

どっちつかずの中途半端な扱いを受けて混乱するよりはマシかも知れませんが、東京都から「不要不急な業種」の扱いを受けたということでもあり、私としてはとても微妙な心境です。

ですが、怒ったりしても嘆いたりしていても良いことは何もありません。ここは冷静に休業措置と、休業中の仕事を進めましょう。

毎日暗いニュースが続き、この危機的状況がいつまで続くのだろう、もっとひどいことになるのかも…誰もが感染の不安や生活の心配で押しつぶされそうなストレスに苛まれていると思います。

ネットのニュースやSNSを見ていると、あちこちでそのストレスが衝突を起こしていることが分かります。

マスクをしている人としていない人、

感染者と非感染者、

若者と高齢者、

雇用主と労働者、

仕事を休める人と休めない人、

休業要請対象業種と非対象業種、

補償される企業とされない企業、

所得が下がる人と下がらない人、

低所得者と高所得者、

感染地域と非感染地域、

地方と都会、

納税者と公務員、

民衆と政府、

生命なのか経済なのか、

民族と民族、

Chinese VirusなのかAnglo-Saxon missionなのか、

そして国家と国家。…人心は戸惑うばかりですが、もしこのまま分断と対立が広がり、深まる一方だったら行きつくところはどうなってしまうのでしょうか。

しかし、ウイルスは止められなくても、分断や対立のエスカレートを止められるかどうかは私たちの心の持ち方次第なのです。

以前、現場運営をしていた時に自分のFacebook投稿した文章を転載します。

───
「お風呂屋さんが世界を救う」

人は誰でも、心に受けた苦しみや痛みを我慢して飲み込むことは難しいと思います。

つい相手にやり返したり、他にやつ当たりしたりして、それを受けた人はまた他の人を傷つけて、いつまでも続く負の連鎖を拡げてしまいがちです。

でもゆっくりと湯につかってあたたまれば、肩こりや腰の痛み、足の疲れだけでなく、今日あったつらいことも、たまったストレスも抜けていくのです。

傷ついた心も結構癒されます。

湯気が満ちて広々とした浴室、ゆったりくつろげる大きな浴槽、裸で新鮮な外気にふれる露天風呂。ここなら怒りも苦しみも悲しみもすべて水に流されていきます。

上機嫌でのれんをくぐり、お風呂を出る。お風呂あがりには誰もが血色が良くなり、にこやかになっている。

だから、お風呂屋さんは地球の平和を守っていると思うんです。お風呂屋さんなら負の連鎖を止めることができるのだから。

自宅の狭いユニットバスやシャワーだけだと、こうは行きません。

やっぱり、お風呂屋さんに行きましょう!地球の平和のためにも。
───

ということですので、皆様の一日も早い営業再開を心待ちにしております。

(望月)

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