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今日は 2020年4月13日です。
◆免疫力を上げよう
新型コロナウイルス感染症は、感染しても無症状から軽症、重症、死亡に至るまで、人によって症状の程度が大きく異なります。その違いは基礎疾患(持病)の有無だけでなく、免疫力の違いと考えられており、感染症に負けないよう免疫力の高い状態を保つことが大切です。
人間の身体は温浴によって熱ストレスを受けると、その防御のためにHSP(ヒートショックプロテイン)がつくられます。HSPは熱耐性以外にも様々な良い働きがあることで知られていますが、免疫力アップもそのひとつ。
「医者が教えるサウナの教科書」(著者:加藤容嵩 2020年3月4日第一刷発行)に、免疫力に関する記載があります。要約しますと、
──第3章 ここまでわかったサウナの科学
09 免疫力が高まり、風邪やインフルエンザにかかりにくくなる
・HSPは熱でダメージを受けた細胞を修復、その細胞には免疫細胞も含まれる。
・免疫細胞が修復され、活性化すると免疫力が上がり、インフルエンザなどの感染症にかかりにくくなる。
・1990年オーストリアのウィーン大学の研究で、サウナに週に2回以上入るグループと入らないグループに分けて風邪の罹患率を6か月間調査したところ、サウナに入るグループは50%も風邪にかかる率が低かった。
・しかも最初の3ヶ月よりも後半の3ヶ月でその差が顕著になった。
・これは、サウナを日常に取り入れることで免疫力が上がったと考えられる。──
ということです。短時間のシャワーなど簡易な入浴ではなく、温泉やサウナでじっくり身体を温める温浴を週2回以上の生活習慣とすることで、免疫力が高い状態を維持できると考えられます。
このメルマガを読んでいただいている施設の皆様も、現在はほとんど臨時休館になっていますが、これまでコツコツと増やしてきたSNSやメールマガジン等によるお客さまとの繋がりがあるはずです。
ぜひこういった情報を積極的に発信して、お風呂で充分に身体を温めることを忘れないよう全国民に伝えてください。
そして温浴施設こそが、楽しみながら身体の芯まで加温できる場なのですから、営業を再開してたくさんの人を温めてあげられる状態に一日も早く戻ることを、心から願っています。
以下にPOPやSNSで使いやすいように短文にまとめておきますのでご活用ください。
【温浴習慣で風邪にかかる確率は半分に】
・身体をしっかり温めると体内でHSP(ヒートショックプロテイン)が作られ、免疫細胞が修復されることで免疫力が上がります。
・ウィーン大学(オーストリア)の研究では、週2回のサウナ浴を3ヶ月以上続けることで、風邪にかかる確率が半分になったそうです(1990年)。
・簡単なシャワーで済ませず、しっかり身体の芯まで温まって風邪に負けない身体を維持しましょう。
参考:「医者が教えるサウナの教科書」(著者:加藤容嵩)
(望月)