湯治に追い風

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今日は 2020年3月30日です。

◆湯治に追い風
 以前現場運営をしている時に、取材を受けて知り合いになった温泉ライターの野添ちかこさんが自身のFacebookに投稿していたのですが、取材で温泉宿に行くと意外とこの時期なのに満室になっている宿があるそうです。

それは湯治の宿。キャンセルは相次いでいるのですが、すぐに次の予約が入り、結果的に満室状態とのこと。

宿泊業界全体が自粛ムードやインバウンドの縮小で大打撃を受けており、いま大変な状況にありますが、湯治宿は利用動機が観光レジャーやビジネスではなくて心身のメンテナンスであるため、むしろマーケットに追い風が吹いているのかも知れません。

前回の記事で、「この問題は長期に渡って続くのではないか」と書きました。

現在行われている様々な感染拡大防止のための対策というのは、できるだけ医療崩壊を起こさずに時間を稼いで長期戦になるようにコントロールしようとしているということなのです。

春になったら、とか夏になったら、というのはかなり楽観論で、そうならない可能性の方が高いとしたら、営業縮小や臨時休館で事態の沈静化を待っているだけではこれから長い期間持ちこたえられるかどうか分かりません。

もう、長期戦になることを見越して経営の舵を切るタイミングになりつつあるのではないでしょうか。

自分がコントロールできないことに対して、不安や怒りを感じたりストレスをためても仕方がありません。

自分にできることだけに集中して、やれることを着々とやる。

湯治宿の話もそのヒントのひとつです。宿でなくても「湯治」というキーワードを活かすことはできます。

(望月)

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