不要不急

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今日は 2020年3月23日です。

◆不要不急
 朝、ネットのニュースサイトのタイトルを見ればほとんどの記事がコロナ一色。

TVはあまり見ないので分かりませんが、おそらく不安を煽る情報を毎日流しまくっているのでしょう。

日本はまだ平穏な方で、もはや世界中が非常事態となり、いつ終息するともわからない暗いムードに覆われています。

気分を変えようにも、外出自粛要請やイベントやレジャーの営業自粛で行動は限られます。

この三連休は自転車で自宅近くの公園や海岸に行ってみたのですが、思ったよりもたくさんの人がいました。桜の花もほころびはじめ、アウトドアで気分転換しようか、という人が増えているのでしょう。

感染拡大防止への配慮や自粛ムードもありますが、この先どうなってしまうのかという不安感で、消費にブレーキがかかります。

すでに仕事がストップしてしまった人はもちろん、これから間接的な影響が拡がっていくでしょうから、何も不安を感じない人の方が少ないはずです。だから、公園や海岸には人がいても、ショッピングセンターや飲食店には人が少ない。

できるだけお金は使わずに健康的に過ごせるという意味で、これからアウトドア人気はさらに高まるのかも知れません。

そう考えると、
・それほどお金は使わない
・感染リスクも高くないようだ
・免疫力を高め、健康増進に役立つ
・鬱々とした気分をリフレッシュできる
という条件が揃うところは、アウトドアか温浴施設くらいしか思い浮かびません。

最近久しぶりに「不要不急」という言葉を目にするようになりました。東日本大震災の後、世の中が激しい自粛ムードに包まれた時、「温浴施設は不要不急のビジネスなのか?」ということを何度も自問自答しました。

商売ですから、贅沢や享楽的な要素も含まれてはいますが、その本質はあくまでも人の心と体を癒し健やかにする場であるというのが私の結論です。だからこそ、温浴施設の根本的な存在意義をさらに高めることが震災以降の重要なコンサルティングテーマとなりました。

こんな時にこそ、その存在意義を発揮しなければいけません。必要な感染拡大防止の対策は講じつつも、縮小や自粛方向に向かうばかりでは勿体ないと考えてます。

(望月)

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