覚悟を決める

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今日は 2020年3月18日です。

◆覚悟を決める
 ある女性社長と、この新コロ騒動による経営危機について話しました。

3つの温浴施設を経営していている企業ですが、影響の大きさにはそれぞれ違いがあり、開業して日が浅く固定客が少ない店が最も激しく客数を減少させているそうです。

その施設を利用することが生活パターンの中にがっちり組み込まれている人は相変わらず通い続けるし、少々のことでは行動を変えないということなのでしょう。

また、銀行とも相談して、仮に資金繰りに困るようなことになった時の支援の確認をしたそうです。これまで銀行との信頼関係を築いていて良かった、と言っていました。

やはり、日頃からのお客さまや取引先との関係性が試されているということをあらためて考えさせられました。

いずれにしても、「当面はしっかりと感染拡大防止対策に努めて信頼を失わないようにしながら、この逆風を耐え忍ぶしかない。」という基本方針でしたが、もうひとつ、印象に残ったエピソードがありました。

それは、全従業員に向けて「必ずこの危機を乗り越える」宣言をしたという話です。

この混乱がどこまで拡大するのか、いつ収まるのか、それは本当のところ誰にも分かりません。

自社が絶対にこの経営危機に持ちこたえられるかどうか、100%確信の持てる経営者などいないのです。

先の見えない負担を強いられる中、誰もがこれからどうなるのかと不安を募らせています。

そんな中で、自社は必ず乗り越えるという宣言は、予測とか計画ではありません。意志や覚悟の話です。

「どうなるか分からない」というスタンスは、物事がうまくいかないときには自分ではなく、外部に責任を求めるということです。事態が悪い方向に行ってしまった時はおそらく「想定外」とか言うのでしょう。

「どうなろうと乗り越える」という覚悟を持っているトップに人はついていくし、結果として全社一丸となって危機を乗り越えられるようになるのです。

(望月)

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