テレワーク化がもたらす変化

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今日は 2020年2月26日です。

◆テレワーク化がもたらす変化
 いま通勤電車の中でこの文を書いていますが、車内の乗客は通常の半分程度。普段なら通勤ラッシュの時間帯なのに閑散としています。

昨日、大手広告会社の電通が社員の感染を受け、当面の間、本社ビルに勤務する従業員5,000人を対象に在宅で勤務するテレワークに切り替えることを決めたというニュースがありました。

先日のGMOグループ4,000人もそうですが、特に情報を扱う産業は、通信環境が発達した現代では必ずしもオフィスに出社しなくても仕事はできるのです。

昨日はまだ感染例のない滋賀県のお客様とWeb会議をしていたのですが、社員の首都圏への出張を見合わせたとのこと。

当面の経済活動のシュリンクは避けられない情勢ですが、今回の新コロ騒動によって、これからの世の中が大きく変わっていくことになるのをヒシヒシと感じます。

在宅勤務やWeb会議が当たり前になると、通勤時間がなくなりますし、服装も簡素になります。労働者にとっては生活時間にゆとりが生まれ、被服費も楽になります。企業にとっても通勤交通費やオフィスの不動産コストを軽減できることになります。出退勤が曖昧となり残業問題も解決ですから、一挙両得一石二鳥ということに皆が気づかされるのです。

今回の新コロ騒動をきっかけに、期せずして働き方改革が加速していくことになるのでしょう。

温浴施設にとってみると、経済全体のシュリンクはマイナスですが、生活時間にゆとりが生まれることは追い風です。

温浴施設の平日と休日の集客に大きな差があるのは、平日に時間がないから。例えば私の場合、通勤時間は自宅から銀座の事務所まで往復3時間近くかかっています。

3時間あれば平日からどっぷりと温浴を堪能することができますし、わざわざ混んでる週末に温浴施設に行かなくても良くなります。

つまり、テレワーク化は多くの温浴施設にとってプラスに作用するのです。

毎日の通勤が不要となれば、首都圏に一極集中する必要もなくなり、地方が息を吹き返すことにつながるかも知れません。

このように、今回の新コロ騒動はこれまでの流れを一気に変えるきっかけになるのかも知れないのです。

以前、古代ローマ帝国のテルマエがほとんど消滅してしまったのは梅毒の流行のせいであったことをご紹介しましたが、過去にもペストなど疫病が歴史の転換点になったことは多々あります。

今は不安が大きい毎日ですが、新しい時代に備えて、人間性を高め、良心に従い、希望を持って進みましょう。

(望月)


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